参観日・行事は保護者を引き込む「参加型スタイル」でマンネリ脱却!
目次
保護者にとって参観日は退屈な時間?
保育園へお子さんを通わせている保護者の中には、何年間か保育園へ通わせている方もいますね。そんな保護者は保育園での過ごし方や様子についてはよく分かっているので、普通の参観日は退屈に感じることもあるでしょう。
かわいいお子さんの様子、頑張っている姿も、少し新鮮味に欠けるためか、廊下に出てママ友とお喋りを楽しんでいる保護者がいたり、スマホを触っている保護者がいたり。準備して開催した保育士としては、とても残念な気持ちになることがありますね。
せっかくなら時間を割いて参加する保護者と、保護者が来てくれてうれしい子どもたちの双方が楽しく思い出に残る参観日にしてみたいものです。
どんなアイデアがあるでしょうか。
参観日は参加型で親子の想い出の日に!
参観日の保護者参加型アイデア①お子さんとの思い出工作
参観日の日に親子や家族で写した写真を持参してもらい、飾りつけをするのはいかがでしょうか。
写真を台紙に貼りつけて周囲にマスキングテープやシールで飾りつけをしたり、あらかじめ写真の台紙となるものにスタンプなどを押し、乾いたら写真を貼りつけるなど簡単で楽しい工程を親子で楽しんでいただき記念に持ち帰っていただきましょう。
参観日の保護者参加型アイデア②水遊びと色水遊びでダイナミックタイム
夏の定番・水遊びも色水を取り入れてダイナミックに遊びましょう。お母さん達にも汚れて良い服装で来て頂き、一緒に遊んだりお着換えを手伝ってもらったりするのも良いですね。
子どもたちも普段できない遊びができることや、保護者の方に着替えを手伝ってもらうことで、いつもより楽しい気持ちや安心感も増すのではないでしょうか。
参観日の保護者参加型アイデア③行ったことのない公園へお散歩
ちょっと距離が遠い場所や、楽しい固定遊具があるけれどケガや事故が心配で保育士だけでは連れて行けない公園へ参観日に行ってみましょう。ちょっとした遠足気分できっと楽しい時間になるはず。
難しい遊具や、見たことのない景色に、親子で想い出の時間になることでしょう。
行事はクラス単位のものにアレンジを加えてみて
大きな行事については、これまでのやり方や伝統を変えていくのは難しいことですね。意見を園や上司に伝えたとしても、保育士の声だけで変わることは少ないかもしれません。
そのため、運動会やお遊戯会、入園式や卒園式など大きな行事は何年も同じ内容という保育園が多いのではないでしょうか。
そこでクラス単位で楽しむ小さな行事やイベントで、「保護者参加型」のアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。
行事の保護者参加型アイデア①親子遠足でスタンプラリー
春や秋に開催されることが多い親子遠足。バスでちょっと遠出をしたり、動物園や水族館へ出かける保育園もありますね。
バスの中のレクを催したり、現地でのゲームを考えたりとしているかもしれません。
親子の想い出づくりに絶好のチャンスになる親子遠足では、現地でも楽しめるようにスタンプラリーをやってみるのはいかがでしょうか。
ただ現地を巡るよりもきっと盛り上がること間違いなし!!スタンプスポットを作っておいて、スタンプを全て押したら親子ショットを記念撮影し、後日プレゼントするのも良いでしょう。
行事の保護者参加型アイデア②保護者の職場へ見学会
行事の保護者参加型アイデア③秋の収穫祭de親子お料理教室
参加型イベントで気を付けたいポイントは?
保護者が参加できない園児への対応をしっかりする
保護者参加型のイベントや行事は、事前にお知らせしていても仕事の都合や体調不良などで参加できない保護者もいることでしょう。
そういったお子さんがいる場合は、必ず保育士がそばにつけるよう配慮しましょう。保護者の来られないお子さんは寂しい思いをしているもの。独りぼっちにならないよう十分気を付けましょう。
なるべく来ていただけるような工夫を
多くの保護者に参加してもらいやすいよう、工夫をしてみましょう。
・アンケートで日程の希望を聞く
・複数の日程を設定する
・思い切って休日に開催する
日程については保育士の独断で決められないこともあるでしょう。必ず上司や園長に相談して決めましょう。
事後アンケートで課題発掘
保護者参加型のイベントを開催した際は、お礼のお便りと共に感想を頂くアンケートを取るようにしましょう。要望や意見のほか、斬新なアイデアを頂けるかもしれません。次回の開催に活かせるようにしたいですね。
できれば、アンケートの結果もクラスだよりでお知らせすると良いでしょう。お知らせすることで次回開催する保護者も増えることが期待できます。
まとめ
参観日や行事を保護者の参加型にすることで、マンネリ化を脱却するアイデアをご紹介しました。
新しいことを始めるのはとても勇気のいることであり、様々な下準備が必要になります。また、園長や上司に理解をして頂くことも必要になりますね。
中には、これまでのスタイルを変えたくないとリニューアルを認めない園があるかもしれません。急に変えていくことは難しいこと。
ですが、保護者と子育ての楽しさを共有し、親子の良き思い出作りになるよう前向きな変化は大切なことです。少しずつ園や上司へ提案してみましょう。
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保育園が昔ながらのスタイルにこだわり、時代と共に変化する育児や保護者へ対応しきれていないことはよくあること。そんな職場環境を少しでも変えたいと、もがきながらも認めてもらえず、せっかくの実力ややる気も無駄になっている保育士さんはいませんか?
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