こんな保育園で働いてない?
保育士の悩みベスト5と解決策はコレ

子どもが大好きで保育士になったはずなのに、なぜかモヤモヤする毎日。ときには出勤したくないと思うこともあるのではないでしょうか。人間関係をはじめとする保育士独特の悩みや辛さ、何か解決策があれば!そんな風に悩んでいる保育士さんの心に寄添う解決策をご紹介します。

目次

「もう辞めたい…」保育士の悩みは尽きないもの

子どもの笑顔に癒される…子どもの成長を一緒に喜び合いたい!そんな気持ちで保育士になったはずだけれど、気づけば保育のこと以外の悩みばかり。
保育の世界は閉鎖的であり、まだまだ女性保育士が多いため、人間関係を初め、待遇や業務の多さに悩んでいる保育士が多いのではないでしょうか。ときには解決策が見つからず、誰にも相談できず、退職してしまう保育士も多くなっています。
保育士が感じている具体的な悩みを見てみましょう。

出典:保育士等における現状/厚生労働省

保育士の悩みベスト5!人間関係から仕事内容まで

厚生労働省による令和2年8月24日「保育士の現状と主な取組」によると、「給料が安い」が全体の2位という調査結果が出ています。多岐にわたる保育業務の内容に給与の金額が見合っていないと感じている保育士が半数以上いるという現状です。その他にはどのような悩みがあるのでしょうか。

保育士の悩み①
待遇の悩み…休みがない・給料が少ない!

「年功序列とか何っ?! 有給が自由に取れないとかあり得ない!」

20代・宮城・女性

“保育士の有給なんてあってないようなもの。なるべくイベントや行事にかぶらないように有給申請をしてるのに、しかも1か月以上前にですよ。なのに間際になってから「有給は先輩保育士が優先なので。そもそも希望の日に有給を申請するなんて若手保育士の身分で?」と言われました。なんなんですかね。これ。体育会系の学生じゃないんだから、社会人になってまで1年~2年くらいの経験年数差で、有給取らせないとかあり得ないです!”

「実習中時間通りに終わっても帰らない先生方。プライベートがなさそうで考えちゃう」

10代・東京・女性

”色々な勤務時間があるけれど、実習中はどの先生も仕事が終わってもすぐに帰らないみたい。残って空いてる保育室で事務仕事したり、保育の準備をしていました。自分は実習生だったけれどそれでも帰りにくかったです。家に帰ってからも記録の仕事があると聞いていました。土曜日も仕事だし日曜日は体を休ませるのに寝るだけになりそう!絶対遊ぶ時間ないですよね。夢見てたけど就職とか、考えちゃいます。”
多くの保育士が悩んでいることが待遇についてでしょう。保育士の仕事は、子どもと関わる日常業務がかすんでしまうほど、その他の業務が多くあります。 ・保護者との関わり ・クラスだよりやお便り帳などの記録 ・児童票などの公的な記録 ・行事の準備 ・備品の管理 ・スキルアップのための勉強会 ・実習生の育成 ・後輩の育成 これらの業務のほかに、管理職であれば打合せ、他施設との連携、シフト管理など更に多岐に渡ります。その割には給与が少ないのが現状です。また、保育業務中には記録などの事務作業はできないので、持ち帰り自宅で行ったり、業務終了後も翌日の保育の準備や保育室の管理など、サービス残業も日常的に行われているはずです。それほど忙しく働いていても、有給休暇が申請しにくいためリフレッシュをしにくい環境でもあります。

保育士の悩み②
先輩保育士・後輩保育士との人間関係の悩み

「女の世界ってなんなの? 誰の機嫌とればいいわけ? 」

20代・神奈川・女性

”朝の挨拶をしたときの返事でわかるんですよね。あー。今日は機嫌悪い日だなぁって。ほんっと最低ですよね、子どもに関わる仕事なのに無視とかありえないって思うんです。けどそんな期限に左右されるのも慣れました。その人の機嫌さえ損なわなかったら、平和に仕事ができるってわかったから。保育園の雰囲気を作り出してるお局保育士の機嫌取り、大事ですね。それに疲れたら転職かなぁ…

保育士の仕事は人間関係の悩みも抱えやす仕事です。クラス担任として一緒に組んだ保育士との人間関係、同僚のライバル視、先輩保育士からの嫌味やモラハラ、主任や園長のワンマンなど、様々な職員間の関わりにくさは誰しもが抱える悩みなのではないでしょうか。保育士は、まだまだ女性が多い職種です。女性はどうしても感情的な態度や意地悪な態度になりがちで、コントロールがつかない時もあります。配慮のない言葉がけや態度をしてしまい、それが日常化していることもあるのではないでしょうか。
新人保育士や経験年数の浅い保育士は、そういった態度に傷つき、退職を考えてしまうこともあるでしょう。
また、先輩としての立場で後輩を指導しても、なかなか意思疎通ができないという悩みを抱えているひとがいるかもしれません。
素直に聞き入れずライバル視するような態度の後輩や、繰返し指導しても改善しないことを悩んでいるひともいるのではないでしょうか。

保育士の悩み③保護者との人間関係

保育士は保護者との関りも大きなウエイトを占める仕事です。新人保育士や経験年数の浅い保育士は、保護者と打ち解けながらコミュニケーションを取るのは大変なことでしょう。
自分よりも年上で育児経験のある保護者と、子どものことについて打ち解けながら話すのは難しく感じるかもしれません。
また、成長した面や可愛らしい姿を伝えるだけではなく、子どもの気になる点や課題、保護者との関りや、発達の遅れなど、聞きにくいことも聞かねばなりません。
話しやすい保護者ばかりではなく、そっけなかったり、忙しそうにしていたり、中にはクレームを言ってくる保護者もいます。
さらには、個人懇談や保護者会なども開催しなくてはなりません。
保護者との円滑なコミュニケーションや、世間話しのような気軽な会話の仕方、子どもの悩みを共有する方法について悩んでいる、若い保育士も多いことでしょう。

保育士の悩み④
クラス運営の悩み…クラスがまとまらない!

子どもの人数にもよりますが、多ければ多いほどクラスをまとめるのは大変なことです。個性的な子どもや元気な子どもが多ければ、一斉保育をしてまとめていくのは難しいことでしょう。子どもの年齢が小さなクラスであれば複数担任の場合もあるでしょう。
年齢が高くなる年中児や年長児は一人で受け持つ場合もあります。
いつも騒がしい、ケンカや怪我が多く保育が中断してしまう、生活面での自立ができていない子どもが多く手がかかるなどの状況に悩み、やっとの思いで一日を過ごしているという保育士も多くいるようです。

保育士の悩み⑤持ち帰りの仕事が多い

保育士の業務は多岐に渡ると先にもお話ししましたが、日常保育の仕事と同じかそれ以上に多いのが保育の下準備や記録などの事務仕事です。
保育業界のICT化は遅れており、ほとんどの保育士が記録を手書きで行っていることも。
一人ひとりにパソコンが与えられることはなく共同だったり、個人のものを使っている人もいるかもしれませんが、子どもの個人のお便り帳やクラスだよりは手書きの園が多いかもしれません。日常保育の中で事務作業の時間を作れるはずもなく、放課後残ったり持ち帰って自宅作業したりと時間外勤務をしている保育士がほとんどでしょう。休みの日も担当の子どもの児童票の記録で終わってしまうこともあるのではないでしょうか。
また、制作や雨の日の遊びなど、保育の下準備を自宅で行っているひとも多いはず。
退勤と同時に仕事から離れリフレッシュする時間が持てず、ストレスを抱えやすいため、持ち帰りの仕事がイヤで保育の仕事から離れるひとも多いのです

保育士の悩みをどう解決していく?

慢性的で解決策がなかなか見えにくい保育士の仕事ですが、どのような解決策があるのでしょうか。具体的に考えてみましょう。

人間関係解決策/上司・後輩・同僚へは自分からコミュニケーションを取ろう

「びくびくしないで思っていることを言ってみた♪
上司や園長にはちゃんと言った方がいいかも?」

20代・東京・女性

”クラスの先輩保育士に毎回毎回きつく言われたり、機嫌によって言うこと違ったり、子どもの前でも怒鳴られたりして、それを保護者に見られて情けない自分。 けど園は悪い所じゃないからやめたくなかったし、他の保育士もこの先輩保育士に文句を言ってたから、思い切って園長と主任に言っちゃった。泣きながら話したら「よく話してくれたね!」って。先輩保育士には厳重注意があったみたいで、意地悪なことは言われなくなった。 思い切って意見を言うのもアリ!それで理解してもらえなかったら転職の覚悟で!

人には気分の上下があるもの。もしかしたら前回の気になる態度や言動は、自分の受け取り方が大げさだったのかもしれません。または、相手の虫の居所が悪かっただけで、悪気はなかったのかもしれません。
一度冷たい態度をされたり、厳しい言動を言われたりすると、気になってしまうかもしれませんが、ネガティブな気持ちを引きずることなく、翌日は自分から気持ちの良い挨拶をし、スタートしましょう。保育のことで悩みを相談したり、保護者の関わりについて悩んでいることを話してみるのもコミュニケーションになります。
弱みを見せ、打ち明けることで距離が縮まり、今後も気にかけてくれるようになるかもしれません。また、その人の趣味や楽しんでいることに自分も興味を持ち、アドバイスをもらうのもいいですね。
勇気を出して話してみると、気にしすぎだったのかも? と安心するかもしれません。
自分から歩み寄る努力をしてみましょう。

保護者との関係解決策/保護者とのコミュニケーションは明るい挨拶と「ねぎらい」

保護者と打ち解けられず悩んでいる場合も同じで、気持ちよく元気な挨拶をするようにしましょう。送迎のときに忙しくなさそうな様子があれば、子どものちょっとしたエピソードや成長したところ、可愛らしい姿を伝えるのもいいですね。
今日はこの保護者、明日は違う保護者と、同じ保護者ばかりに声をかけないように気を付けます。保育士は一人ひとりの子どものエピソードや様子をしっかり記憶しておかなければならないため大変ですが、わが子の様子を教えてもらって嬉しくない保護者はいないはず。積極的に関わる保育士の姿に、保護者も心を寄せ、少しずつ信頼関係が築かれていくはずです。
そうしているうちに、保護者と気負わず話せるようになっているでしょう。

クラス運営解決策/クラスに加配をしてもらおう!

いつもガヤガヤ騒がしくトラブルが絶えないクラスであれば、保育士を一人付けてもらえるよう上司にお願いしてみましょう。
一日中でなくても、散歩から戻ったときや食事の準備や後片付けの時間など活動の節目に入ってもらうだけでも、保育の進行に集中することができクラスは各段に落ち着くはずです。ぜひとも上司に相談してみてはいかがでしょうか。

持ち帰り仕事解決策/保育ICTの導入と事務作業時間の作成

持ち帰りの仕事を勤務時間が終わった後に保育室や職員室で行ったり、もしかえって自宅でしている保育士が多いはずです。また、上司や園長もわかっていながら都合よく黙認しているものです。
それは保育士にとって大変な負担となっていることでしょう。
仕事のスタイルをたった一人で変更しようとするのは大変なことですね。例えば同じ気持ちを持っている他の保育士と一緒に職員会議や打合せの場で提案してみてはいかがでしょうか。
日常の保育を異年齢の合同保育などにし、事務作業に充てる時間を作ってもらう、一日事務作業に充てる時間をもらえうよう、日常の保育業務から離れる日を作り輪番制にするなどアイデアや方法を考えてみませんか。
どの保育士も少なからず同じ悩みを抱えているはずです。質の高い保育をするためにもぜひ提案してみましょう

待遇改善策/退職を前提に交渉→ダメなら転職もアリ

改善をしてもらいたい気持ちが強ければ、退職覚悟で上司や園長に交渉してみてはいかがでしょうか。
けれど人間関係の構築、積極的なコミュニケーション、職場への提案など、自分なりに様々な改善策を講じても解決しいないことが多いかもしれません。それは、自分が悪いのではなく職場の環境がマッチしていないだけなのです。環境がマッチしていない職場で働き続けることは心や体に支障をきたしてしまいます。
そんなときは、転職も考えてみましょう。

実際に保育士を募集している保育園をインターネットで探してみたり、地元のハローワークで情報を閲覧するだけでも気分が変わるはずです。もしも気になる保育園があれば、見学をしてみるのはいかがでしょうか。見学や再就職などは、保育士専門の転職エージェントであれば丁寧に対応をしてくれるはずです。
保育士を目指したときの気持ちを思い出し、子どもの前に笑顔でもう一度立てるよう、転職を選ぶ保育士も多いのです。

「子どもと関わる仕事なら正社員じゃなくてもいい!
プライベート重視の働き方を」

30代・女性・東京

”正規の保育士をすると担任持たされ役職がついて、休めないし仕事多くて、その割に給料が安い。べつに担任持たなくても子どもと関わることが楽しいし、子どもはかわいいから、正社員じゃなくてもいいんだってやっと気づいた。派遣保育士になって、休めるし、イヤだったら辞められるし、契約期間が短い不安があるけれど今は保育士のニーズがあるからさほど心配してない。”

「我慢して今の園にかじりつくことなし!
転職して時間とお金の余裕ゲット!」

20代・男性・福島

”お局にいじめられ機嫌をとり、保育の仕事が全然楽しくないのに、男だからって力仕事とかイベントの盛り上げ役とか、他の保育士より仕事が多くて正直疲れた。頼られるのもいいけど、自分は趣味の時間をがっつり持ちたい派。試しに転職エージェントに相談したら、え?ほんとに?これでこの給料??って物件がたくさん!見学もできるし他にも男性保育士がいて安心。いつまでも我慢して保育士の仕事ごと嫌いにならなくて済んだ。転職マジおすすめ。”

まとめ

保育士が多く抱える悩みや、その解決策について考えてみました。
改善しない職場へ諦めた気持ちを抱えながら通うのは大変な負担でしょう。
自分自身を大切にするためにも、どんな働き方をしたいのか、どんな保育をしたいのかをもう一度考えてみませんか。転職はその方法のひとつでもあります。悩んだときはぜひ相談してみてください。